2014.04.08
wolfgang

共に学ぶ

1週間ぶりのレスラーです。

4月に入り、何回か雨も降ったせいか、桜も葉桜ばかりになってしまいました。

みなさん、お花見は楽しめましたか?

私は、先週末にやっと行くことができましたが、既に半分以上が葉桜で、今年は桜を愛でることはできませんでした。

来年こそは、満開に合わせてお花見をしたいものです。

 

さて、本日は「共に学ぶ」という題名にしましたが、

弊社にも、新しく新入社員が入社をし、早くも1週間が経ちました。

初日は緊張した面持ちでしたが、少しは社内の雰囲気にも馴染み始めてくれているようで、ホッとしています。

今回入社してきてくれたのは、社会人1年生の新社会人なんですが、やはり社会人経験のある中途採用と違い、何をしたら良いかよく分からないようです。

それは当たり前のことで、本来はOJTや座学で一緒に教えて行かなくてはならないのですが、私の要領が悪いため、先週はあんまり時間を費やして上げることが出来ませんでした。

そんな折、ふとある人物の言葉を思い出しました。

それは山本五十六です。

第二次世界大戦時の日本で、大日本帝国海軍の連合艦隊司令官を務めた有名な軍人です。

山本五十六は、部下に物事を教える際に、このようなことを言ったそうです。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」

まさに読んで字の如くですが、

まずは自らが「やってみせ」、「言って聞かせて」みる。

そして、実際に「させてみる」、その様子を見ながら褒めてやる。

そうしなければ、人や人の心は自発的には動かない。

率先垂範型リーダーシップの鏡とも言える言葉だと思います。

 

ここまでは聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

実は、これには続きがあることをみなさんご存知ですか?

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

これも、まさにその通りだと思います。

人を動かすため、育てるため、実らすために大切なことの全てが詰まっているように感じました。

 

そして、この内容を調べている過程で、山本五十六の至言について解説しているサイトに、こんなことが書いてありました。

上司の役割とは、部下が自分で気づいて、自発的に動き、主体的に学ぶための環境をいかに設定するか、これが問われているのである。そのためには、上司みずからが学びの姿勢をもたねばならない。言外にそう言っているようにわたしには思われる。
上司が学ぶ姿勢をもっていれば、部下もその姿勢から自然に学ぶものもすくなくないだろう。率先垂範とはそういうものだ。(『頭の引き出し』から抜粋)

私も、もっと率先垂範できるようになりたい、そしてもっと共に学んでいけるようになりたい、改めて強く思いました。

新入社員の2人にとって、そして他の後輩のみんなにとって、良き手本、良き見本となれるよう、もっともっと勉強していきたいと思います。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

山本五十六