2013.08.11
wolfgang

16%をおさえ、68%を真似させる!

ども!

short sleeper です。

「進撃の巨人」を観てから寝ます!

大手企業、中小企業、飲食店、ミュージシャン、を問わず、だれもがヒット商品を作成したいと懸命だと思う。

ヒット商品1つで累積赤字を一掃することも可能である。

しかし、どんなヒット商品でも、いきなりヒットは困難で、ヒットするにはそれなりの論理がある。

 

「 イノベータ―理論 」

という。1962年スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が提唱したものがあります。

この、理論では、新商品の購入順に5つの消費者を分類している。

1. イノベータ―(革新的採用者) 2.5%

2. アーリー・アダプター(オピニオンリーダー) 13.5%

3. アーリー・マジョリティー(フォロワー・初期多数採用者) 34%

4. レイト・マジョリティー(フォロワー・後期多数採用者) 34%

5. ラガード(伝統主義者・採用遅滞者) 16%

この5つのタイプは、ベルカーブ(釣鐘型)のグラフで表される。

彼はこのベルカーブをS字カーブ(商品普及の累積度数分布曲線)と比較する。

そして、

「イノベーター+オピニオン=16%ライン」

がS字カーブの急激な上昇とほぼ一致することから、

オピニオンリーダーへの宣伝、啓蒙、売り込みこそがブームに火をつける最重要ポイントであることを発見する。

これを、

「普及率16%の論理」

という。

例えば、携帯電話、漫画、iPod、にせよ、新商品としてマーケットに登場したときは、

ヒットするかどうかだれにもわからないだろう。

そんな商品を前に、「面白い!」、「新しい!」「いままでにない!」

というだけで、購入する消費者がいます。

これが 「 イノベータ― 」 です。

この段階では「ヒットしている」というニュースはありません。

イノベーターが惹かれる要因は商品の目新しさであり、多くの消費者が望む商品のメリットなどあまり関心がないからです。

「 オピニオンリーダー 」 は、

面白い、新しい、だけではダメで、これまでにないメリットがあるという点に注目します。

また、その新商品の開発者が考えない部分に、メリットを見出すのも、この層です。

つまり、消費者という立場から商品の「 売り 」を見出そうとする。

オピニオンリーダーはその名のとおり、

ほかの消費者(アーリー・マジョリティー + レイト・マジョリティ = 68%)

への影響力が大きい。

「 この人が勧めるから間違いない! 」

「 あの人がいうから真似して買ってみた! 」

という消費者はたくさんいます。

このオピニオンリーダーこそ、口コミネットワークの中核です。

 

つまり、

新しく、発売した商品やサービスがヒットするかどうかは、

このオピニオンリーダーが生命線を握っている。

16%ラインを重視せよ!

 

 

「 自分にはできないと思うたいていの出来事は、

できないのではなく、本当はやりたくないだけなのだ。」

by  スピノザ