2017.02.13
wolfgang

松の木の着せ替え?

皆さまこんにちは!
Luuです☆

最近、外を歩いていると、松の木にワラが巻いてあるのを見かけます。

何だろう???と調べてみると、、、とても納得できました!!
昔の人のアイディアに感心しました^^

それは、「コモ巻き」または「わら巻き」などといいます。
「まつけむし」(マツカレハという蛾の幼虫)を駆除するためのしかけです。

「まつけむし」は、松食い虫(マツノマダラカミキリというカミキリムシの幼虫のことで、松の枝の中にもぐりこんで生活します。
それだけならまだいいのですが、体の中にマツノザイセンチュウ(松の材線虫)という線虫を体の中に飼っていてこれが一番松を荒らします)ほどは、有名ではありませんが、昔から松の害虫として知られています。

マツカレハのたまごが松に産み付けられると、幼虫(まつけむし)は、秋に松の葉を食べながら樹上で生活しますが、
冬越しをするために幹を伝って木を降りて、地面に移動します。

本当だったら、春にはそれは成虫になり、また松に卵を産むわけですが、これを阻止するため、あたかも冬を越せる場所であるかのように、藁を巻いておき、ここで越冬させます。
3月に虫が活動を開始する前に、これをはずして、中の虫ごと燃やしてしまうという昔からある駆除方法です。

ご指摘のとおり、有名な庭園などで行なわれており、冬の風景になっていますね。
なお、コモ巻きは、松の場合にはこの目的で行ないますが、松以外では、寒さよけのために行なう種類もあります。
南方系の木(ソテツなど)を寒い地域に植えている場合などは、新芽を守るためなどにコモ巻きをしたりするようです。
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ヤニサシガメ2