アップ! アップ! アップグレード!
もしもし、留加須です
オーバークロックって何?
面白いことですか?
したいです!
ここではそれについて説明します。
オーバークロックとは、クロック同期設計の機器の動作クロックの周波数を定格の最高を上回る周波数にすること。
また、これを好んで行う人のことをオーバークロッカーと呼ぶ。
消費電力や発熱の増加、信頼性・安定性の低下のリスクがあるが、それでもより高い処理能力を得るために行われる。
主として、リスクを自己責任として処理できる、個人のパーソナルコンピュータで行われる。
オーバークロックは、「クロックアップ」「ブースト」と呼ばれることもある。前者は和製英
語の一つであり語句の意味としてはオーバークロックと全く同じである。
後者はオーバークロックも含む、システムに過負荷をかけて高性能を得る行為全体を指す、広義の語句である。
反対の概念はアンダークロックである。
定格とは違う速度で動作させることは、CPU自体にとどまらず(特にベースクロックを上げる場合)マザーボードやメインメモリなどにも負担がかかり、機器の破損等のリスクがある。
万一それによって機器が故障しても保証の対象外とする店舗やメーカーが多いため、実行する場合はそれを承知の上で行うものである。
リスク
カジュアルなオーバークロックは、上記いずれかの方法でFSBの周波数・CPU内部でのクロック倍率・CPUやメモリへの供給電圧を上げ、ヒートシンクやCPUクーラーを良く冷えると言われているものに交換する程度である。
そのため、マザーボード上のDC-DCコンバータの能力不足やオーバーロードによるMOS-FETの焼損、温度上昇によるアルミ電解コンデンサの容量抜け、クロック上昇による消費電力の増大に伴う電源負荷の増大、PCIバスの規定以上のクロック動作に伴う信号化け等々の不具合を起こすことが多く、最悪の場合火災が発生する。
オーバークロックを成功させる上では電源のことに意識を向けなければならない。
クロック周波数の増加は消費電力の増加と、発熱の増加に直結する。したがって、定格で用いるよりも少し高めの電圧をCPUに供給しなければならない場合が一般的であるが、そのことが発熱を増やすため安定度がより失われることにもつながる。
場合によっては定格よりも少し低めの電圧をCPUに供給してやるとうまくまとまることもある。
このあたりには確実な方法は存在しないので、納得できるまでトライ&エラーを繰り返すことになる。