2014.03.08
wolfgang

東日本大震災からまもなく3年。

日本は自然に恵まれている反面、自然災害が多い国です。

三年前の3月11日。

まだ、記憶に新しい方も多いと思います。

当日、東日本の特に震源地に近いところにいた方はあの時の揺れを今でも思い出せるのではないでしょうか。

私も3月11日の地震では、建物が崩壊するのではないかと思うくらいの大きな揺れを感じ怖い思いをしました。

現地の日に日に大きくなる被害に胸が痛みました。

巨大な津波が、すべてを瓦礫にしてしまい、今まで暮らしていた思い出までも流してしまいました。

被災地では、家族や家などすべてを失ったのに、「泣いてなんかいられない」と言って被災者同士で助け合っている姿や、ないものに目を向けるのではなく、あるものに目を向け感謝している姿に心を打たれました。

反面、首都圏では食料品や水、ガソリンなどの買い占めが見られましたが、一週間程で流通が回復し買い占める意味がなかったことに気づいた人も多かったと思います。

また、被災地へ届けられた水を、譲り合って受けている被災者たちがいました。

救援物資が届いてからも、忍耐強い東北の人々は我先にと奪い合うことはありませんでした。

大震災の時に示した日本人の態度。

秩序を守る、礼儀を守る、お互いを助け合う。

そんな精神を持った国民は、他にどのくらいあるでしょうか。

日本人のいいところは、まだまだ残っています。

自分のことだけを考えず、みんなで生きていこうと考えることが大切に思います。

支援の輪が広がり、優しさに感動しました。

自分にも、何かできないか問うていました。

原発やスーパー防潮堤など、絶対安心だったはずの建造物が壊れました。どんなに堅牢でもハードはいつか壊れてしましますが、津波教育を受けて高台に逃げた、岩手県の小中学生のように、教育成果というソフトは生き残るのだと思いました。

月日が経つと、東日本大震災に対する関心も薄れていっているようにも感じます。

地震国の日本では、誰がいつ大地震の被災者になるかわかりません。

明日はわが身と考え、被災者への関心を失わず支援を続けることが、結局は自分のためにもなることを改めて認識したいと思います。

終わった後で、「あれをやっておけばよかった」と思わないための努力を、毎日していこうと思います。